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2020年8月23日(日)は第52回(令和2年度)社会保険労務士試験ですね。受験生にとってこの直前期というのは落ち着かないものです。
今回は社会保険労務士試験の直前期に私がやったことを紹介します。
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私は社会保険労務士の試験に2009年に合格して現在は一般企業に勤めながらいわゆる勤務社労士をしています。
あと2週間、こちらを見られた方が健康で試験に挑めるよう応援しています。
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全国社会保険労務士会連合会 試験センター
1.やってよかったこと
2.やっちゃダメなこと
3.おわりに
1)時間の確保
最大限に時間は確保するべきです。今やらないでいいことは試験後に回しましょう。有休も思いっきり取りましょう。家族がいる場合には帰省してもらったり、試験勉強に集中できるよう配慮してもらいましょう。みんな応援してくれていますので一言お願いしましょう。
2)間違えたところの復習
社労士の試験対策はテキスト読む→問題解く→答え合わせ→テキストをもう一度読む。これが一連の流れだと思います。頭の中の情報があやふやな状態になっていないかをテキストと問題でしっかりと自信をもって可否を判断できるよう意識してください。
3)問題集と模擬テストを可能な限り回す
選択問題は解くとわかると思いますが、まぎらわしい部分をやたらついてきます。知っているか知らないかぎりぎりのところを出題します。私も出題者だったらそうします。どんな問題が出されても惑わされないでブレずにこれは絶対こうだっ!って自信を作ることが大切です。
4)「択一:選択」の割合は「7:3」くらいの配分
選択式は空欄の単語がピンポイントで問われるのでその場でひらめく方勝負です。対策として自分で出題されそうな文章を見つけるのではなく、学校などで提供されている教材を使ってやるのが賢明です。そして問題で空欄になっているワード以外も含めて全体の文章を読むことです。択一式の問題文でもキーワードが出てきたら選択式で出題された時を意識するといいと思います。
5)勉強場所の複数確保
終戦記念日やそれらに関連する日付近で市ヶ谷~九段下~神保町あたり一帯は拡声器での放送が流れる日があります。とても勉強できる環境ではありませんのでさっさと別の場所に移動して勉強しましょう。自宅であっても自習室であってもカフェであっても毎日環境が変わります。寒い暑い、うるさい、臭い、机が揺れる、まぶしい、人通りが多いなど気になることがある場合には移動してやりましょう。
6)全科目を最低1日1回(10問くらい)は問題に触れる
一日で多くの科目を解かないといけない試験で、しかも科目によって足切りもあります。一つの科目に絞りすぎると他の科目がおろそかになってしまいます。感覚が鈍ると戻すのにリハビリが必要です。そうならないように、少しでも感覚が鈍らないよう、毎日問題に触れることが良いと思います。
私は社会保険労務士試験に何回か落ちています。ほかの試験でも落ちた経験がありますが、その時のダメだった行動も踏まえて記載します。
1)新しい問題集や模擬試験に取り組む
新しい問題集や模擬試験は私はおすすめしません。テキストに載っていない問題があったときに確認するのが大変ですし、せっかく積み重ねた知識に混乱が生じるリスクがあります。新しい知識をインプットできる可能性はありますが、今までの積み重ねが台無しになってしまう可能性もあります。ただ、この時期に触れる新しい知識は他の受験生もそこまで押さえていない部分ですので合否に影響はほとんどないと思います。新しい知識をいれるのではなく今まで習ったことのアウトプットの精度を上げていくことに専念することがいいと思います。
2)一般常識問題対策範囲を広げる
一般常識は一番取り組みにくい試験科目です。何が出題されるかわかりませんので不安になりますよね。しかし、ここは直前期に対策しても点数を伸ばすことに対してコスパが悪いと思います。学校や教材で用意されている範囲をしっかり押さえる。その範囲外は他の受験生もできないと割り切ることが賢明だと思います。
3)無理なスケジュールや生活サイクル
直前期はメンタル勝負です。どれだけ確たる自分を持てるかです。ギアを上げて頑張るのはいいですが、本番に最高の状態にならない無理なスケジュールや体調管理はやめたほうがいいと思います。
直前期に特におすすめの行動としては、全科目を最低1日1回少しでも触れておくことだと思います。どの科目も感覚を鈍らせないようにしてください。
あとはやはり体調管理、メンタルも含めて健康であるように心がけてください。
直前期だから特別なやり方がそんなにあるわけではないです。ひとつひとつ丁寧に問題を読む、テキストに戻って確認する、自分の頭の中の理解を確認して正しい知識を確立させていくことだと思います。
ただ、全部を同じ力配分でやっていると時間が足りなくなるので、できるところはさらっと確認して、間違えたところやあやふやなところを徹底的につぶしていくというようにメリハリも大切です。
ぜひ、本番で悔いのない戦いができることを願っています。